垂水区もみじ整骨院のブログ

40越えたオッサン院長が美肌を目指し健康 薬膳 漢方の観点から試行錯誤し体当たりチャレンジをしていくブログです。

おい、おまいら聞いてくれ。昨日泣きそうなったわ

柔道整復師のくせに柔道整復学が苦手で

生理学病理学が倍位得意なもみじ整骨院です。

違う分野にとても興味があり、よくつまみ食いをします。

 

その1つ

起立性調節障害」orthostatic dysregulation

自律神経系の異常で循環器の調節がうまくいかず、朝が起きれなかったり

血圧がさがったり心拍数があがる症状がでます。

目まい 立ちくらみ 腹痛 倦怠感 頭痛 人により症状は違うようです。

生活リズムが乱れているように見えるが自律神経失調症の一つと考えられて

います。

10歳から16歳の女性に多く第二次性徴期(体が大人へと変わりゆく時期)

と被り自律神経、循環器の成長や変化についていけないようです。

真面目で気を使うタイプの子供がなりやすいと言われており、精神的、環境的にも

関係があるようです。

また上気道のアレルギーを併発する割合が高いともされております。

 

分類

1、起立直後性低血圧

起立直後に一過性の強い低血圧を認め、立ちくらみをおこす

2、遷延性起立性低血圧

起立後数分後に血圧が、徐々に下降し起立失調症状が出現する

3、体位性頻脈症候群

起立失調はみとめるが1,2のような血圧低下を認めず、起立性頻脈を認める

4、神経調節性失神

起立中に突然収縮期と血管拡張期血圧低下をきたし、起立性失調が出現。

立っていられなくなり失神、失神前症状生じ顔面蒼白、冷や汗の前駆症状を伴う

 

治療

1、運動療法

散歩程度の運動 毎日軽い運動をする

2、筋肉操作

ゆっくり起床する 歩行時は頭を前屈させ脳血流が低下しないようにする

足ふみをする

3、規則正しい生活リズムをすすめる

夜更かし朝寝坊をやめる。昼寝をしない 強制ストレスをあたえない

4、熱い場所は避ける

高温の場所では、末梢血管が拡張子血圧が低下、また脱水症状のおそれもあるので

注意が必要

5、下半身圧迫装具

下半身への血液貯留を防ぎ血圧低下を予防する装具を適切に使用すると効果がある

6、食事の注意

塩分を摂る 

 

薬物療法

ミドドリン アメニジウム プロプラノロール ジヒデルゴタミン

の投与が有効である

1、血液量を増加させる フルドロコルチゾン エリスロポイエチン

2、アセチルコリンエステラーゼの働き抑制 ピリドスチグミン

3、血管収縮を改善する物質 ミドドリン エフェドリン プソイドエフェドリン 

など

 

しかし、現代医学では治療は難しく、即効性のある治療法はなく大変時間の

かかる難しい症状の一つでもあります。

 

 

知識はほどほどつけた・・・・だが言いたい・・・・

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事件は会議室でおきてるんじゃない!現場で起きてるんだ

治療するにあたって心構えが書いてない!

「理解することが大切!」

普段なら当たり前に出来ることがゾーンに入ると出来なくなる

分かっているのに出来ない、出来ることならしたいけど出来ない。

これが健常者には中々理解できない。理解していたとしても続くと

精神的にきて理性を失う。

 

自分も理解していたが違った。「していなかった」

どんどん良くなる患者さんをみて慢心し、ある日急変しゾーンに入った

患者さんにハードルの高い要望をだしてしまった。

結果回復せず。

申し訳ないので謝罪と次の対応策を伝える為来院してもらった。

「そこで凄い信頼されてる」と実感する事件がおきた。

(ここは話せない守秘義務と言う権力を使いたい)

込みあがる・・・・・

 

この症状は難しい2,3回で治るとか本当にない。

良くなっても思っていてもある日急にゾーンに入る。

対応されているご家族の方理解の方なにとぞよろしくお願いいたします。